ベーコンレタスチーズバーガー

登山とそれにまつわる道具・用具を考察。特にUL。時に,Appleと車中泊も。

R01北海道の旅#3  8月12日(月)紋別ベイエリアオートサイト

紋別ベイエリアオートサイトは400円

ウスタイベ千畳敷キャンプ場で目覚めた朝は雨。せっかくの芝生も雨に濡れており、歩く気も起きない。でも、景色はいい。陸上競技場位の広さはあると思われるが一芝生広場、その向こうは海。このようなキャンプ場が無料って、すごい事ですね。毎年のカニ祭りの賑わいが聞こえてきそうだ。

広い芝生に、思う思いに車を乗り入れ、テントやタープを張っている。楽しそうだな。芝生は平面ではなく緩やかな起伏がある。昨夜到着した時には真っ暗だったので、恐る恐る車を乗り入れたが、明るくなった景色は、ある意味、日本離れしている。立派なトイレと清潔な水場があった。不思議なことが一つ。このような好条件なのに、長期滞在者が見当たらなかったと言う事。

ウスタイベ千畳敷キャンプ場を後にして、海沿いを延々走る。おほーつくのうみをひだりてにみながら、どこまでも走る。天候は曇り。特に、目を惹く景色もない。鉛色の海は、海水浴場でもなく、ただ波が打ち寄せる場所。天気が良ければ、真っ青な海なのだろうなと悔しがる。

いくつかの街(武雄、興部)を超えて、紋別市に到着。昨日の枝幸町より大きい。ここでのお目当は、海釣り。早速、紋別ベイエリアオートサイトへ向かう。紋別港、ガリンコ号等があるところ。ここでも、広大な芝生の広場がキャンプ場として開放されている。ここは、施設管理料400円。ガチャポンで支払う。広大な駐車場、芝生を周回している道路。そこには駐車位置を示す白枠線が示されている。そこに止めれば、すぐ脇は芝生。車のすぐ側にテントを張ることができる。ここも、清潔なトイレと水場。

そして、すぐ脇は堤防釣りができる海。あまりに広くて、全てを確認できなかったが海ぎわギリギリまでクルマで乗り付け、家族や仲間で、椅子を出したり食べ物を食べたりしながら、ノンビリと海釣りをしている。サビキ釣りでは、「チカ」というワカサギに似た魚が釣れるという情報を仕入れていた。なるほど、家族連れが多い、サビキ釣りが多い。バケツの中を覗かせてもらうと、海のワカサギ君がいた。

 サロマ湖をこの目で捉えた

サロマ湖との出会いは、小学校の国語の時間。サロマ湖が、説明文として教科書に載っていたのだ。ぼくは、あの日から、ずっとサロマ湖に行きたくて行きたくてしょうがなかった。広いというだけではなく、オホーツク海のすぐ側にあり海水が出入りしていること、海と湖の境が細い通路のようになっていること…。あの細い通路を歩くことはできるの?砂州なの?これは、実際自分の目で確かめる他はあるまい。ずっと、心の奥にしまっていたのだ。

まず、サロマ湖を一望できるという、サロマ湖展望台へ。ここは、砂利道でした。結構道も狭くて、対向車とすれ違ったら嫌だなと思う道幅。15分くらい砂利道を運転し、終点で車を置き、そこからは徒歩で坂道を5分。ん〜、すごい。サロマ湖が左右の視界から切れている。一望は無理です。首を回さないといけない。

往路とは別の砂利道を通って、釧路サロマ湖ネイチャーセンターへ。ここでは、有料で自転車を貸してくれる。あの細い道を潮風を受けながらサイクリングできるのだ。小雨が降っているけど、ここまで来て、指を加え見過ごすわけにはいかない。ゴアテックスのレインスーツを着込んで、サイクリング。

あの細い道をサイクリング

 「あの細い道」と書いたが、それは地図を見る限り細い陸地が続いているので、便宜上、「あの細い道」という表現になったもの。実際は、舗装のサイクリングロードが整備されていました。そのサイクリングロードの道幅は細めの車道程度で、スピードを出して爽快に走ることができる。では、「あの細い道」自体の幅はどれくらいあるのか?右を見ても左を見ても、海や湖というわけではなく、水際に出るまでは、場所によっては5分程度の距離がある。地図で見ると、あんなに細い陸地で大波が来たら流されそうだななんて思うのでが、そのような心配はなさそうだ。

ネイチャーセンターから出発し左折すると、唯一、海と湖がつながっている場所(第2湖口)へ、右折すると、網走の方向へ。係員の方の話では、サイクリングロードを往復すると90分程度という。

ここあたり一帯が、ワッカ原生花園であり、少し時季が過ぎたということだったが、様々な花が咲いている。まずは、第2湖口へ。ここには橋が架かっており、渡ると、花の聖水という真水が湧いているところへ到着。戻り返す途中、海辺に出られるところを発見。砂浜だ。自転車に乗ったまま行こうと思ったが、途中から引いていくことになる。波打ち際に立ってみる。よくぞ、ここまで来たもんだと…。サイクリングロードへ戻って、今後は網走の方向へ。(網走まで行けるわけではありません)しかし、タイムアップ。途中で引き返し、ネイチャーセンターへ、無事、帰還。ハマナスの花と実が、とてもきれいだった。車ばかり運転していたので、やはり、自分の力で動き回るのは気持ちいいものだ。

女満別車中泊

すでに、時刻は17:00少し前。明日は、屈斜路湖方面へ行く予定。少しでも、近づいておこうと思い、女満別にある道の駅、メルヘンの丘めまんべつへ。ここは、以前にも来たことがあるというだけで、自分にとっては安心感がある。雨の中、静かな車中泊