ベーコンレタスチーズバーガー

登山とそれにまつわる道具・用具を考察。特にUL。時に,Appleと車中泊も。

R01北海道の旅#3  8月14日(水)黒岳登山

黒岳登山

気持ちよく目を覚ます。やった、快晴。登山は快晴の日に限る。ロープウェイの始発は、早朝6時だ。登山装備は昨夜のうちの用意しておいた。いざ、出発。イベント広場の、登山軒、大雪山食堂、ビアグリルキャニオン、大雪山バーデハウス層雲峡黒岳の湯などが立ち並ぶイベント広場を通り抜けて、大雪山層雲峡黒岳ロープウェイまで歩いていく。時間にして5分ほど。ロープウェイの中は行列ができていた。みんな 始発に乗りたいのだ。ロープウェイとリフトのセット往復券を購入。そして、簡易トイレも購入。玄岳石室までトイレはないので、簡易トイレ持参キャンペーンなるものを実施中だったのだ。今にして思えば、簡易トイレを購入した、あの5分間で運命は決まった。6時の始発に乗れなかったのである…。それも、眼の前3人のところで、「はい、次の便でお願いします。」でも、この時は臨時便を出してくれたらしく、10分後には乗れましたが…。

カムイミンタラ

ロープウェイとリフトを乗り継いで、七合目登山口へ。ここには、林野庁上川中部森林管理所黒岳森林パトロール事務所があり、係員の方も在中。登山計画書のかわりなのか、ノートに入山時刻、下山予定時刻、住所、氏名等を書き込む必要がある。ここから、黒岳山頂までは、1時間30分程度。そこまできつい登山ではなので、ゆっくりと景色を眺めながら登る。それでも、夏後半の日差しを浴びながら登ると、さすがに暑い、息も切れる。休み休み登れば、名前はわからないが雄大な北海道の山並みが遠くに見え、参道脇には、少し秋色の山草も花を咲かせ、心を和ませる。「思ったより暑いですね。」と登山女子に声をかけられながら、「いやぁ、暑いですね。」などと答えるも、どんどん先を越されていく。

そして、黒岳山頂。森林限界を超えた岩場。とても眺めがいい。これが、カムイミンタラか…。確か、「神々の遊ぶ庭」。まさしく…。しばし、カムイミンタラを眺めながら休憩。遥か眼下に、山小屋が見える。あぁ、黒岳石室だ。あそこまで、行こう。確か往復30分程度と読んだなぁ。

岩場を下る。降りると平らな場所の平らな道を歩く。程なく、到着。途中から見えていたが、幕営地も山小屋の隣にある。結構な数の山岳テント。今度は、テントを担いで来てみたいな。

ここまでトイレがなかったので、使わせていただく。有料。おがくずを使うバイオトイレだ。入って、ちょっと驚いた。用を足した後、ここでは自転車を漕がなくてはならない。トイレ個室の中に自転車があるんです。???そう、おかくずとブツを混ぜる動力なのですね。動作の指定も厳しい。前進10回、後進10回。(ボタンを押すと、グィーンと混ぜ混ぜ動作を行うバイオトイレが多い中)自分は、初の体験。ちょっと、シュールな黒岳石室さんでした。

来た山道を戻り、黒岳山頂を経由し、リフト・ロープウェイを乗り継いで、大雪山層雲峡黒岳ロープウェイに戻ったのが、お昼過ぎ。予定どおり、午前中で登山終了。

花咲蟹の鉄砲汁とジンギスカンを食べるために

層雲峡公共駐車場に一旦戻り、温泉タオルを持参して、いざ、黒岳の湯へ。昨日はお風呂に入っていないし、午前中の登山の汗を流すのだ。あぁ、明るいうちから温泉…。十分贅沢です。

1時間ほどゆっくり浸かって、車に戻り、1人作戦会議を。「北海道に渡ったら、ぜひ、実行したいことがある。」と決めていたことを実行するのだ。それには、残りの旅程から考えて、本日夕刻しかない。では、どこで?

その実行したい案件とは…。(すみません、つまらなくて…)

北海道らしい料理を作って食べること。お店に入れば、そんな願いは、すぐに叶う。しかし、自分でやりたい。お金もあまりかけたくないし…。北海道の地元スーパーで食材を買い出し、今日こそ、キャンプ場に行くのだ。料理と共に、キャンピングカーのサブバッテリー電源の充電もやる必要がある。

しかし、タイミングが悪い。今、世の中はお盆。 お家や実家へ帰省という方が多いはずだが、キャンプ場だけは別なのね、という事実がある。お盆は、混む。加えて、ランドリー、電源サイトがあり、お値段も手頃な高規格キャンプ場が、そうそうあるわけではない。何箇所かに電話を入れるものの、「あいにく、満員で…。」と断り続けられ、そのうちに、タイムアウト。暗くなってからの到着では、お料理が楽しめないよ。その上、明日は釧路湿原と決めているのだ。もう決断の時だ。

網走湖女満別野営場へ

出した結論↑。無料、ほどない距離に温泉と有料だが条件の良いキャンプ場があり、そちらは混むが、こちらはあまり利用者がいないという情報。繁茂気には管理人さんがいるが、もはや間に合わなそう…。兎に角、出発。目指せ女満別。一昨日いたところへ戻るのだ。(この“戻る”という行為に、若干ひっかるものを感じながら…。しかし、今そんなことを言ってはいられないのだ。材北海道は、残り数日。そして、密かに、リベンジ美幌峠!も、もやもやと頭をもたげてきている…)