ベーコンレタスチーズバーガー

登山とそれにまつわる道具・用具を考察。特にUL。時に,Appleと車中泊も。

R01北海道の旅#3  8月15日(木)霧の美幌峠、再び

霧の美幌峠、再び

起床すると、網走湖岸は晴れ。気持ちのいい景色が広がっている。一人用の小さな山岳テントをたたみ、片付けを済ませる。周囲の大きい立派なテントの人たちは、まだ、静かだ。いつものように、朝一番の出発。

お盆を過ぎたからなのか、少し秋めいたような北海道の青空が清々しい。そのまま、美幌町を通り、早朝の北海道を快適に車を飛ばす。リベンジした甲斐があったね、美幌峠さん。と…、あれれ…、曇ってきました。いやぁ、おかしいなぁ。清々しい青空だったよ、網走湖畔は…。あれ、あれ、小雨が降ってきたよ…。

霧、濃霧、横殴りの雨、フォグランプ、リアもフォグランプ。2〜3メートル先も見えないような美幌峠…。またしても、絶景の屈斜路湖を見ることは叶わず。一昨日、コタン温泉露天風呂でご一緒したライダーさんが呟いていました。「何回となく美幌峠に行ったけど、晴れていたのは1回きりかな…。」

峠を無事に降りると、雨も止んでいて、普通の曇り空なのです。通過。

また、来ますね。

釧路湿原に来たぞ

弟子屈町を通って、釧路湿原へ。釧路湿原は、前回の北海道旅行でも訪れたが、釧路市湿原展望台のみの訪問。今回は、もう少しディープに。

まず、コッタロ湿原展望台。次に、湿原内の道路を通って、サルボ展望台・サルルン展望台へ。山の中へ軽いトレッキングをするように登っていくのだけれども、遠回りのコースを行くように案内板が出ている。サルボ展望台から、そのまま道が続いており、サルルン展望台へ。

歩いてみてわかったのだが、駐車場から出ている本来の道(通行止め表示)は、サルボ展望台とサルルン展望台の中間地点に通じており、そこで右折すればサルボ展望台、左折すればサルルン展望台へ通じるようになっている。ただし、かなり急坂であり危険だと判断され、通行止めにしているという事情なのかもしれない。

最後に、細岡展望台。未舗装の砂利道を進む。湿原の中の道である。達古武湖の側を通り、釧路川やJR釧路本線と絡まるように進んでいく。ここは大きな駐車場があるが、やはり、少し歩かなければ展望台に行けない。途中、ビジターセンターなどもあり、観光客も多い。少し足を延ばすと、釧路湿原駅へも歩いていける。

岩保木水門へも寄ってみた。水門もよかったが、ここが一番視界が開けていたような気がする。とにかく広大なのだ。

ノロッコ号待ち伏せ

岩保木水門を通り越して、道の最後まで進むと、釧路本線が目の前を通るロケーション。草原の中を疾走するノロッコ号を撮影するポイントだそうだ。そういうのが好きなので、写真撮影をしようとそのポイントを探した。しかし、見つからずに、なんか違うよなと思いながらも別の場所で撮影することになってしまった。列車の通過時間は決まっているから…。果たして、ノロッコ号は予定時刻通りにやってきた。カメラを構えて、連続で撮影。まぁまぁ、上手く撮れた、コンデジなので、こんなものと納得しながらも、本来の撮影ポイントではないことが気がかり…。それで、もう一回、岩保木水門へ車を回し、道路の行き止まりまで行き、ようやく本来の撮影ポイントと思われる場所を発見。時すでに遅し。当然、先ほどの列車は通過した後だ。でも、場所、わかりました。

つるいキャンプ場を見てみたら…

そのあとは、温根内木道を歩いてみようと考えていた。そこで、利用する予定もないし遠回りにもなるのだが、つるいキャンプ場へ寄ってみることにした。太っ腹な施設の綺麗な無料キャンプ場であり、温泉も徒歩圏内にあるというからだ。こんなに条件が揃っていれば、だれだって利用してみたくなるよね。

お盆期間中のお休み1週間だとはいえ、混みすぎでした。テントとタープと車と人で、びっしり。そこらじゅうから、バーベキューの匂い。北海道へ渡ってきた長期滞在らしき本州人、デイキャンプを楽しむご家族・若者グループ…の、ごちゃ混ぜ状態。みなさん、キャンプが大好きなのね。

ふみぞの湯とコインランドリー

キャンプ場見学もそこそこに、今日1日の汗を流そうと温泉へ。そして、お湯に浸かっている間に、洗濯も済ますのだ。利用したのは、ふみぞの湯と側にあるコインランドリー。ここは、前回の北海道旅行でも使ったところ。稚内のオートキャンプ場以来の洗濯。温泉へは最低限の衣服で行き、それ以外の衣服は全て洗濯・乾燥へ。

温泉から上がってくると、ちょうど洗濯が終わっているので、そのまま、乾燥機へ突っ込む。乾燥させている間、30分。コインランドリーの長椅子に座って、ぼぉーとできました。あ、また、雨が降ってきた。

ああ、念願の岸壁炉ばた

体も衣服もさっぱりしたところで、釧路市内へ。雨降りの中を車を進める。釧路市内は、久々の大都市交通事情であり、戸惑いながらもナビに従って運転。まず、ガゾリンを満タンにしておくという、北海道におけるマイルールに従ってスタンドへ行くものの、大都市交通事情により、目の前にあるのになかなか入ることができない。では、一旦迂回してなどと思うと、道に迷ってしまい、戻れなくなったり…。

ようやく、釧路河畔駐車場へ車を滑り込ませた時には、薄暗くなってしまっていた。でもいいのです。お目当ては、岸壁炉ばた。観光客向けなのであろうが、海に流れ込む直前の釧路川とライトアップされた幣舞橋、河岸にある釧路フィッシャーマンズワーフMOOとEGG (Ever Green Garden 釧路港東港区北地区緑地)。そんなロケーションで、新鮮な海のものを自分で焼いて食べるなんて、最高です。楽しみにしてきたんです。

台風が接近していたんです。だから、雨降り。人通りもまばらなのだけれど、岸壁炉ばたは大賑わい。まず、千円のチケットを買うと、座席(炉端)をあてがわれる。いくつかある店から選んで、チケットを使い生ビールとお魚などを購入。自分で焼いて食べるというシステム。焼き方はいい加減でやったが、焼き加減がわからなかったので、お店の人に教えてもらう。千円分では足りなくて、チケットを追加購入。一人で行ったけれど、期待通りに楽しめました。

ほろ酔い加減で、幣舞橋の像、EGGなどを見て回り、雨風が強くなってきたので、車へ戻り車中泊