ベーコンレタスチーズバーガー

登山とそれにまつわる道具・用具を考察。特にUL。時に,Appleと車中泊も。

R01北海道の旅#3  8月9日(金)オロロン・ロード

オロロン・ロードをひた走る

朝5時、道の駅なよろを出発。国道4号をひたすら北上。天塩川と宗谷本線沿いに、雨降りの中をひた走る。涼しいというより、寒い。函館に上陸した頃には半袖でだったのが、この天気では長袖必須である。天塩川沿いの山間部を走りまくるのだ。
音威子府村で、日本海側に道は別れる。次第に雨は止み始め、曇りに。景色も山間部から次第にひらけてくる。民家も見え出した。「稲作、最北限」の看板があったのも、このあたりだったか…。
天塩町に着くと、今回の北海道旅行では初めてのセイコマートへ。どうしてもコーヒーが飲みたくなったのだ。ドリップコーヒーを購入。駐車場から海は見えないのだが、海沿いのためか、猛烈な風。車の中で休んでいると、突然、バタン!何かがぶつかったような異音。周囲を見て回るも、なんら異常なし。後でわかったのだが、キャンピングカーの天井についているMAXXファンの開閉扉のロックが外れたのだ。

さて、オロロン・ロードへ。左手に日本海を望みながら、ストレートなロードを北上。いや、実に気持ちがいい。少し青空も見え始めた。気分が高まる。

ほどなく、オトンルイ風力発電所。おぉ〜、並んでる、並んでる。背が高いし、本数が多いね。壮観。車を止めて、一人で写真撮影会を。

もう少し進むと、北緯45度通過点 モニュメント。「N」ですよ。ここも、車を止めて、撮影会。

左側、日本海の白波。道は果てなくストレート、右側は草原…。こんなシーンの中を最北端目指して走ったわけです。しかし、道民の方々の車は速い。こちらは土地の事情がわからないので、常識的な範囲のスピードで走らざるを得ないわけですが、必ず抜かれます。追いつかれて、ナンバープレートを確認したと思われる途端に、グォーと…。その方が、こちらも気が楽です。ありがたいです。ゆっくりと景色を楽しみながら走りたいので…。

稚内

こうしてたどり着いたのが、ノシャップ岬(野寒布岬)。銀のイルカさんがいるところです。ガイドブックで見ると、何かとてもおしゃれな雰囲気。実際、イルカさんの広場は、きちんと整備され、駐車場や休憩所、お土産やさんもあり観光客が絶えないところです。しかし、すぐ脇は漁港のようでした。やはり、その土地の生活がある。

ここには、「シャッター押しましょうかおじさん」がおりました。銀のイルカさんや、「ノシャップ岬」看板の前で写真を撮ろうとする観光客に、フレンドリーに話しかけカメラを受け取り、シャッターを押してあげる。これを何回も繰り返す。すごいです、ノシャップ岬。

次に、稚内公園へ。少し高台にあり、猛烈な風。稚内港が一望でき、晴れていれば、樺太が見えると…。(見えませんでした)氷雪の門、開基百年記念塔などを。

九人の乙女の碑もあり、これについては事前に知り及んでいたことだったので、感慨深かった。開基百年記念塔の展示物も興味深く見学した。日本がどのように樺太を開発したか、ロシアとの国境、かつての日本名の街の名前が記されている地図…。

南樺太には、日本人の足跡がしっかりと残っている。

稚内の街を

道の駅わっかない無料駐車場、ハートランドフェリー 稚内港のりば、稚内副港市場等を巡りながら、様子を探ってみる。久しぶりに大きな街。必要な物品は、ここで購入しておかなくてはならないのだ。

道の駅わっかない無料駐車場は、ほぼ満車状態。JR稚内駅のそばにあり、トイレは駅舎脇の物を使うようだ。駐車場を整備しただけといった感じだが、立地が良く、あの位置はありがたい。あの満車状態から考えると、ここに車を止め置いて、単身フェリーに乗り礼文島奥尻島に渡るの旅行者が多いのだろうなと…。

一方、ハートランドフェリー 稚内港のりば駐車場は有料。これは、困ったなと思っていると、ハートランドフェリーのホームページに、「8/10から臨時無料駐車場を開設」と。やった!明日朝一番のフェリーで礼文島に渡る予定の自分には、正に渡りに船…。これで安心して、礼文島行きの準備に取りかかれる。

街へ戻り、住宅街にあるスーパーマーケットで食料などを買い込み、稚内森林公園キャンプ場へ。いわつる高規格キャンプ場であり、電源が使えるのだ。そろそろ、キャンピングカーのサブバッテリーも充電しないといけない頃だろう。なにせ、礼文島に渡る2日間の間、キャンピングカーの車載冷蔵庫を動作させておかなくてはならないのだ。顧みれば、この時に車載冷蔵庫の中身を無くしておけばよかったのだが、先ほど、食料を買い込んだばかり…。

稚内森林公園キャンプ場

午後2時ごろにはキャンプ場で受付。「明日1番のフェリーで礼文島へ」と告げると、「他にもいらっしゃるので、朝5時にはゲートを開けておきます」と、受付の方は請け負ってくださった。

あとは、安心して買い込んできたサンマを焼いたり、温水シャワーを浴びたり、溜まっていた洗濯物をしたり、なんだかゆっくりと過ごしました。