ベーコンレタスチーズバーガー

登山とそれにまつわる道具・用具を考察。特にUL。時に,Appleと車中泊も。

R04北海道の旅#5…令和4年8月9日(火)

今日は,利尻島へ渡る日。
登山用具・キャンプ用具一式を詰め込んだ70リットルザックを担ぎ(登山靴も),稚内北臨港駐車場から,徒歩で稚内港フェリーターミナルへ向かう。10分間の距離だ。

稚内港フェリーターミナルへ着くと,躊躇せず,販売機で2等の往復チケット購入。クレカが使える旨の表示があったが,見落として現金で。航海時間は,07:15~08:55だ。

利尻島の鴛泊港(おしどまり)へ着くと,すぐ旅館雪国へ向かって歩き始める。原付バイクをレンタルするためだ。しかし,このときミスを犯していることに気がついていなかったため, 旅館雪国への1km,徒歩15分を往復する羽目になってしまう。下調べが足りなかったと反省しきり。雪国へついて,「原付をレンタルしたいのですが…。」と言うと,「レンタルは,港の前でやってます。」と申し訳なさそうに…。

急足で鴛泊港へもどると,レンタルショップは,港正面のお店が連なっている建物へ向かって右端に(継ぎ足した小屋のように)あった。何人か並んでいたので,「もう原付はないのかなぁ。」と心配したが,無事借りることができた。17:00まで借りて,3,000円。念のため,免許証を持参したけれど,提示を求められることはなく,かわりに「原付は運転したことがありますか?」と聞かれる。(最後に乗ってから随分時が経っているけれど)「はい。」と。

原付バイクがあれば,今日1日を有意義に過ごすことができる。まず,北麓野営場へ行きテントを立ててしまう。港からは,4km,徒歩だと,上り坂ということもあり1時間。原付で行けば,すぐだ。受付をすると,利尻山への登山計画書の提出を求められる。このことは事前リサーチでわかっていたので,登山アプリで作っておいた計画書を手渡す。すぐに,テントを張り,必要な荷物をアタックザックへ積み込んで,利尻島一周へ出発。

港へ戻り返して,反時計回りに一周する計画。5時間ぐらいで回れそうなので,取り敢えず調べてきた所は全部行ってみようと…。

港からだと,ペシ岬が一番近いが,通り過ぎてしまい,まずは,夕日ヶ丘展望台へ。ここからの風景も素晴らしい。何と言っても,海の青さが印象的。一発で利尻島の魅力に惹かれてしまった。

次々に,名所を巡る。利尻島は,国内の都市と変わらない。道路は広く,住宅地もある。島一周コースの道路も広くて快適。交通量も少なくて,原付でも安心して運転できた。あちこちでバイクを止め,景色に心を打たれ,写真を撮りながら進む。ゆったりした時間だ。島の北側では,お隣の礼文島を間近に見ることができる。

一周を終える頃には,間違って朝訪れた「旅館雪国」の前を通る。一人でで苦笑い。最後は,ペシ岬だ。かなりの急坂を登っていくが,程なく頂上へ。

ペシ岬から,港のレンタルショップまではすぐの距離。約束の17:00までに返却。あとは,徒歩で,北麓野営場へ戻る。道すがら,利尻富士温泉保養施設で入浴を。

ゆっくり歩いてテントへ戻ると,あとは,明日の利尻山登山に備える。