ベーコンレタスチーズバーガー

登山とそれにまつわる道具・用具を考察。特にUL。時に,Appleと車中泊も。

R04北海道の旅#5…令和4年8月10日(水)

利尻山登山の日。
コースタイム往復10時間。高低差1500メートル。僕にとっては,きついコース。歩くのが遅いので,12時間はかかるだろうと予測。

そのため,早朝4時前に北麓野営場をスタート。そうすれば,夕方16:00頃にテントへ戻り,すぐに片付けて,港まで徒歩で戻って,最終の稚内行きフェリーに乗れるだろうという計画。

利尻山登山での自分的トピックは3つ。❶山頂からの360度オーシャンビュー,❷トイレがなく,携帯トイレを持参して,登山道に3箇所あるトイレブースを使うこと,❸山頂付近では崩落が始まっており,登山そのものが禁止になってしまうのではないかと心配されていること。

当日は快晴に恵まれ,(天気予報を信じて,この日に登れるように日程を調整しました)最高の登山になった。日本の最北端,百名山。素晴らしい感動的な眺め。周囲が見渡す限り真っ青な海。フェリーが白い軌跡を残して,港へ近づくのも見える。なぜか,礼文島の上だけに雲がかかっているのも感動的。昨日,原付バイクを運転しながら見上げた,あの頂上にいるのだ。海岸線も,その走った道路さえも見える。

白い恋人」のパッケージが,雪を被った利尻山だとは,後で知ったこと。「白い恋人」はお土産に買って帰りました。こんな急坂,よく登れたもんだ。上の写真で言ったら,左側から山頂を目指すコース(鴛泊コース)。

テントへ戻ったのは,15:50頃。予想通りの12時間。クタクタだったが,さっさと片付けを済ませザックへぎゅうぎゅうと押し込み,受付に挨拶を済ませ,徒歩で港へ。舗装道路を歩いて下るのだが,足の筋肉痛がひどくてゆっくりしか歩けない。最終のフェリーは(1日3本ですが)17:40~19:20。このまま行けば,なんとか間に合いそう。

泊港への道を70リットルのザックを背負って歩いていると,反対側の歩道から声をかけられる。「今日(利尻山へ)行ってきたんですか?」利尻島ファミリーキャンプ場「ゆ~に」に滞在している方のようだ。「どうだったですか?風はなかった?」から始まり,互いに,北海道へ旅行に来ていること,一人旅であることなどを情報交換する。「明日,利尻山へ登る予定です。」「頂上付近は荒れているので,気をつけて登ってくださいね。」と会話をし,大通りで分かれる。その方は,セイコーマートへ買い出し,僕はフェリーに乗るのだ。

旅先で,こんな会話ができるのは有難い。みんな,旅を楽しんでいる。

登山の記録は次をどうぞ。

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