ベーコンレタスチーズバーガー

登山とそれにまつわる道具・用具を考察。特にUL。時に,Appleと車中泊も。

R01北海道の旅#3  8月16日(金)室蘭まで

室蘭まで行くよ

釧路河畔で目覚めると、雨。ラジオでは、台風接近を伝えている。室蘭からのフェリーが予定通り出航できるか、心配になってきた。フェリー会社のHPをチェックするが、昨日付の最新お知らせでは、予定通り出港となっている。

雨の中、徒歩でセイコーマートまで食糧その他を調達に行き、用意を整え、室蘭へ向け出発。帯広、占冠村、むかわ村、苫小牧、登別と順調に車を進め、午後遅くに室蘭に到着。車を進めながら、フェリー会社のHPをチェックし、本日付のお知らせで予定通り出航を確認し、一安心。しかし、着実に風雨が強まるのが感じられる。

台風迫る、地球岬

諦め半分で、地球岬へ。横殴りの雨と烈風。真っ白で何も見えない。むしろ、この真っ白の先に180度以上の眺望が広がり、荒れ狂った波が渦巻いているのかと思うと、かえって恐ろしくなる。本当に何もないように真っ白…。また、来ます。

仕方がないので、フェリーターミナルへ行き、乗船手続きをする。すでに乗船待ち待機場所に何台か待っているが、それほど数は多くない。出航は、20:50。まだ、暗くもなっていないので、4時間以上ある。外の荒れ狂った天気とは裏腹に、ターミナルの中は平常そのもの。特に混んでいる様子もなく、スムーズに手続き終了。2階にあるお土産コーナーで、必要なお土産も購入。

夜景に浮かぶ白鳥大橋

乗船に必要な携行品の用意も済ませた。さあ、白鳥大橋と工場群の夜景を見に行こう。ますます、風雨は強まっているけれど、夜景は大丈夫でしょう。

まず、測量山展望台。当然、誰もいません。でも、白鳥大橋が、綺麗に浮かび上がっています。OK、OK。次に、白鳥大橋展望台。すでに真っ暗になっており、ついにどこにあるかわかりませんでした。そして、そのまま、白鳥大橋へ。

くるくると螺旋状に登って白鳥大橋本体へ。橋の上を走行中、台風の横風に煽られ、ハンドルを取られながらも、工場の夜景が見え、大満足。しかし、渡り切ってからが大変でした。戻り方がわからず、ナビに頼るも、ものすごい遠回りをしている模様。あ〜、そろそろ出航の時間が迫ってきているのに…。焦りながら、台風迫る室蘭の街を走る。やっと、再び白鳥大橋が見え、胸をなでおろす。

さようなら、北海道

フェリーターミナルへ戻ると、さっきまで乗船待ちしていた車たちがいない。フェリーに目をやると、車が列をなしてフェリーへ飲み込まれているではないか。係員さんに声をかけると、「手続きは済んでいるか」旨を聞かれ、「済」と答えると、すぐ後続に付くように指示される。いや〜、危なかった。この時点で、出航まで45分余り。油断しすぎました。

無事にフェリーへ車を入れると、準備済みの携行品を持って船室へ。八戸で下船する乗客と、宮古まで行く乗客と客室は分けられ、寝場所も指定でした。

フェリーでは、大揺れかと覚悟していたのだけれど、拍子抜けするほど静かな航海。フードコーナーでは、皆さん、アルコールが入り賑やかな雰囲気…。僕も隅っこでこじんまりと、缶ビール付きの一人北海道反省会。そして、客室へ戻ると、夢の中へ。

「さようなら、北海道。また、来なくてはね。」