山岳テント,シングルウォール,ダブルウォール,どちらがいいかな?
というわけで,Stellaridge Tent 2からZERO1 Pathfinder Tentへ移行したわけですが,この辺りで客観的に振り返ってみたいと思うのです。
3つのテント
mont-bellのStellaridge Tent 2は,山岳テントのある意味,定番。涸沢のテント場などでは,どれが自分のテントかわからなくなる程の普及率を誇ります。自立型で,ダブルウォール。作りも丁寧で,風に強い。だけど,自分にはちょっと重い。
ZEROGRAMのZERO1 Pathfinder Tentは,非自立型で,シングルウォール。初心者にとって非自立型は扱いにくいので,初めはダブルウォールをと紹介されることも多い。自分は,初心者に毛が生えたような程度だが,重さに耐えられなくて,思い切ってシングルウォールを買ってみたのだ。
そして,NEMOのHORNET 1Pは,最近になって巡り合ったテント。軽い,ダブルウォール,半自立式。おぉ,これぞ求めていたブツではないか?余裕資金があれば,即,購入したいところであるが…。
オレンジ色の表は,購入前に気にかけていたこと。主に,その重量,それからお値段です。ULもどきを目指したのだから,重量は大切なファクターです。
ZERO1 Pathfinderは,Stellaridgeの半分以下の重量なんですね。すごいものだ。軽いはずだ。HORNET 1PもZERO1 Pathfinderとほぼ同じ。これで,半自立,ダブルウォールっていうんだから,凄すぎる…。
そして,結露問題
それで,山岳テントの話題になると,必ずでてくる結露問題…。
Stellaridgeは,流石です。自分の経験上,結露はほぼ無しと言い切ってしまいましょう。快適です。雨が降っても平気だよ。多少の風があっても平気。包まれている安心感があるよ。でも,夏は,やや暑い。そして,自分にとっては重い。
ZERO1 Pathfinderは,軽くて,コンパクト。天幕1枚,通気性を考慮してメッシュ部分が設けられているので,夏も爽やか。しかし,気温と天候によって結露ベタベタ。結露しているときに,天幕の内側に触れると,ポタッと水滴が落ちてくるほどです。その結果,テントの床に小さな水溜りができてしまう。こうなると,ダウンシュラフにはシュラフカバーが欠かせなくなってしまうのです。ん〜。そして,包まれ感の無さ…。
じゃ〜,HORNET 1Pはどうなの?これは,いいでしょ。ダブルウォールだよ。でも,緑色の表をよく見ると,そのカラクリがわかるよね。生地が薄いのだ。デニール(D)は糸の太さを表す単位だそうだが,HORNET 1Pは上布で,Stellaridgeの1/3,下布で1/2だということがわかります。耐水性は,どうなんだろう?調べなくちゃね。
さぁ,ここで疑問が湧いてきました。「結露するんだったら,もっと,通気性をよくしてやりゃ,いいじゃん。」ZERO1 Pathfinderの通気性を考慮したメッシュ部分を活かせばいいんだよ。秋で寒くなってきたけれど,メッシュ部分を開放しておけばいいんじゃね?(寒そうだ〜)これは実験あるのみです。